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  • Ryotaro Fujita

アーティストにとってのお金

最終更新: 2018年6月18日



アーティストにとってお金ってなんだろう?


お金は生きたエネルギーだ。

自分の生命力を反映しているように感じる。


自分が活力に溢れ、生き生きと行動していると

それだけ質の高い出会いに恵まれる。


その出会いがお金を運んできてくれる。



昔はお金はなく、物々交換だった。

物そのものだけに価値があった。


でも、次第に肉と魚を交換するのが、バカバカしくなってきた。

ほんの小さな、生活で使うものを買うために、どうして牛一頭をつれていかなきゃいけない

んだろう。


なんで腐りやすい肉や魚を、腐らない「モノ」と交換できるんだろう。


そして、人間は貨幣を生み出した。

貨幣は平等で、楽なものに思えた。


小さくて平たい札や貝殻を持っていくだけで、

場合によってはたくさんの肉や魚を持っていくのと同じことになる。


これは素晴らしいことだった。

お金は、いろいろな種類の価値をその小さな単位の中に閉じ込めたものだ。


これは、目に見える世界だけではなく、

頭の中の情報が人間にとってリアルな現実となるということの始まりだった。


世界には本当にいろいろな価値がある。

同じ1万円札を払っても、違ったことができる。


1万円のフレンチ料理のコースと、1万円のイヤホンは同じ価値を持っているのだろうか?

この2つは、全然違っている。


おしゃれな店で、2時間ほど、美味しい料理を食べながら友人や恋人と話ができる。


自分が気に入った音質で音楽をいつも聞ける。


この2つに同じ価値をつけることができるのかな?と思う。

少なくとも、1万円を払えば、どんなジャンルのものも、

大きな満足感を感じることができると思っている。


でも、人によっては、この単位が1000円だったり、10万円だったり、

100万円だったりするかもしれない。


ケタは違っても、感じる満足感は同じくらいかもしれない。



お金には絶対的な価値なんてない。

その価値はいつも揺れ動いていて

確かなものにはならない。



アーティストとは、「自分の心にしたがって、自由に自分を表現して生きる人」だ。


社会でイメージされるアーティスト像とは違うかもしれない。


アーティストは、何か形あるものを産み出さなきゃいけないわけじゃない。

日常レベルで、伝えたいことをその場で表現する。

その延長線上に、有形のものがある。


作品は、アーティストのメッセージの結晶だ。


それを作るときにアーティストが考え、感じた気持ちは伝染する。

見た人、味わった人に伝わり、その人の心を揺り動かす。


それは、無形の行為だ。

決して目に見えるものじゃないが

確かに存在している。


何かを作るという行為は、すごく具体的だ。


ぼくは自分のイメージを具体的なものの中に閉じ込めたくない。

自分を大きく広げていれば、その中にはあらゆる「具体的」が入っているから。


ぼくは、大きなイメージの中で生きていたい。

自分の心にしたがって、自由に生きていれば、その人の存在そのものがアートになる。


みんな、心の底では微妙にちがった欲求をもっている。

同じ「イタリアンが好き」でもパスタなのかピザなのか。

トマトソースなのかガーリックオイルなのか。

こってり系なのかあっさり系なのか。



自分の「好き」を突き詰めていくと際限がない。


その際限のなさが、今の世界の豊かさを創っている。

人の数だけ欲求があり、

欲求の数だけ、人は何かを創り出す。



東京を歩いてみれば、本当にいろいろなサービスや店に出くわすだろう。

いろいろな会社がある。


それは全部、ちがった「好き」があるからこそ生まれたものだ。



真の価値は、自由な表現であり、生き方。

お金はその周りを回る衛星だ。

自分の表現の引力によって引きつけられる力だ。



自由に生きることはそれだけで、

世界に価値を生み出しているのだ。

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